大切。

皆さん、お久しぶりです。

主宰の小田春です。


色々と頑張っているうちにもう8月になりました。

あっという間ですね。


自分が書いたにっきを振り返ってみると大体ひと月毎に更新していました。

ぽつり、ぽつりと足跡をつけるようでなんだかいいですね。

というわけで、今月もにっきを書いておきます。






最近のロカイユ。

役者・シンガーとして活躍されている、新井ふゆさんの楽曲を劇中で使用させていただくことになりました!

嬉しい~!


実は、私は新井ふゆさんの大ファンです。

かれこれ8年くらい、ずっと好きです。

そんな方の曲を使わせていただくなんて、本当に夢のよう…。


今回、ふゆさんとやり取りをさせていただく上で、私が言葉を丁寧に紡ぐようになったのはふゆさんに影響を受けたからだったと思い出しました。

ふゆさんの言葉は昔から、繊細で優しくて、とても美しかった。

心の曖昧な色合いを真摯に見つめて、丁寧に言葉を選んで、飾らずありのまま表現するふゆさんの姿にとても憧れていました。


私も自分の心に向き合い、言葉に向き合うようになってから、言葉を褒められることがとても多くなりました。

それが嬉しくて、自分の言葉で創作をしたいと思うようになりました。

思えば、私の今の大切なもの、その全てのきっかけはふゆさんだったかもしれません。

最大限の感謝を込めて、良い作品を作れたらと思います。


ちなみに、劇中で歌を使おうと思ったのは、創世風さん演出の『新説・銀河鉄道の夜』がきっかけです。

冒頭のキャスト紹介に米津玄師さんの『カムパネルラ』を使っておられたんです。

とても美しかったので、ぜひ見ていただきたい…!

美しい世界を醸成するために歌を使うこと、その魅力に気付かせてくださいました。


新井ふゆさんのどの曲が劇中で使われるのかは、ぜひ作品をご覧になってお確かめください!






また、みやじまさんに客入れBGM『My Favorite Things』を作っていただきました!

Xのみやじまさんのアカウントで一部聞くことができます。

メルヘンチックな雰囲気が今作にぴったりだし、ロカイユが「My Favorite Things(=私のお気に入り)」であることも含んでいて、とても良いです。


その通りなんです。

ロカイユは私のお気に入り。


色々とメンバーにお願いしていることがあり、それが返ってきている段階で、少しずつ作品の輪郭が見えてきています。

楽しみと緊張で日々心がざわざわしています。


みんな忙しかったり難しかったりする中で、ここを選んでくれて、ここにいてくれる。

それが、私にとって重たく、本当に幸せなことです。

一方で、私に手を伸ばすことが許されるのだろうか、ということも思います。


大切にしたいし、大切にされたい。

信じたいし、信じてほしい。


そんな甘えを零れるほど抱えながら。

それを覆うほどの責任感と誠実さで、私がみんなを導けるよう、しなやかにいたいと思います。






脚本の方は、まだまだ途中です。

もうすぐ稽古が始まるのに!と焦ってばかりですが、きっと大丈夫。

みんなも始まったばかりの夏休みを満喫しているところでしょうし。


なんでこんなに難しいアンソロジーにしたんだぁ…と思ってから、ふと初期の構想を思い出しました。

まず最初に決めたこと、今作のテーマは「全員が主人公」。


今作には、劇団笛から三人が出演してくれます。

私が心を掴まれ、苦しいほど恋焦がれる役者たちであり、

私をいつも救ってくれる、可愛くて優しくて、尊敬できる後輩たちです。


三人が輝く舞台、ロカイユを選んでよかったと思ってもらえる舞台を作りたい。

一人でも多くの人に三人の芝居を見てほしい。


そんな意図のある構想なら、多少難しくても仕方ないですね。

心臓バクバクですが。

…〆切を守れるように頑張ります。






さて、期末レポートがまだなのにこんなに長々とおしゃべりしてしまいました。

今夜はもう少し夜更かしして頑張ろうと思います。

ではまた。

演劇ユニット・ロカイユ

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